NZ旅行(2日目ー②)ワイヘキ島巡り

オークランドのホテルに荷物を預け、早速市内観光に向かう。

NZ滞在中はほとんどツアーに参加してロケ地を巡るため、市内を自由に観光できるのは今日だけだ。

日没時間は20時半ごろ。今からなら9時間ほど遊べる。

まずは港を目指した。

  

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オークランド中心地は坂だらけだった。街を歩くだけで息が上がる。

どこも起伏が激しいため、交差点でバスが横転するんじゃないかと心配になる。

気温は30℃を超えたが、空気が乾燥しているからか過ごしやすい。

 

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港町のオークランド中心地からは、フェリーでいくつかの島に渡ることができる。

野鳥の観察ができるマタンギ島、トレッキングが楽しめるランギトト島、ワイナリーが充実しているワイヘキ島など、島によっていろんな楽しみ方ができる。

ツアーによっては乗馬なんかもできるらしい。

私はのんびり過ごすことが目標なので、ワイナリーに行く事にした。

 

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私が乗ったフェリーはもっと小さいやつ

 

ニュージーランドでの初買い物はフェリーのチケットだった。

クレジットカードを自分で機械にさして、PINを入力すればすぐ決済できる。

全然下調べをしていない私はまさか自分でさすと思っていなかったので、売り場のお姉さんに優しく教えてもらった。

コンビニでも小さな商店でもクレカで決済できるらしい。

あまりに便利すぎる。日本でも早く普及することを願う。

 

オークランドの港からワイヘキ島まで、およそ45分間。

どこのワイナリーに行こうか、パンフレットを見て悩んでいた。

ワイヘキ島では周遊バスが出ていて、およそ30分間隔で島内に点在する停留所をぐるぐる回っている。

(のちに体験するが、時刻表は全く参考にならない。)

このバスをうまく捕まえて、ワイナリーを転々としたり、ビーチでのんびりしたり、カフェや買い物を楽しむのがスタンダードらしい。

 

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ホップステップ?みたいな名前のバスだった。島内を巡るバスは他にもありそうだった。

 

ワイヘキ島に到着すると、ちょうどバスが来ていた。

乗り方や降り方など全然わからないまま、他の観光客の動きを観察しつつバスに乗り込む。

二階建ての大きなバスで、チケットを見せると何度も乗り降りできるシステムだ。

一階にいるガイドさんが島について解説してくれてるけど、さっぱり理解できず。

寝不足でうとうとしながら、目星をつけていたワイナリーまで30分程度バスに揺られた。

 

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ワイヘキ島で最初に訪れたのは、Tantalus Estateというワイナリー。

バスを降りてから、ぶどう畑に囲まれた坂道を登って到着。

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ワイナリー入り口

 

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開放的な店内。立ち飲みコーナーもあった。

 

ワイナリーといっても、食事がしっかりとれるレストラン付きである。

名物のピノ・ノワールと、牛肉とサラダを注文した。

 

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牛タンとフルーツの甘酸っぱさが絶妙にマッチしてて美味しかった。

あとポテトサラダも日本で食べるものと全然違った。段違いに濃厚。

こんな素敵空間で最高のワインをいただきながら優雅なランチを楽しむなんて、数日前のアラサー会社員に想像できただろうか。

 

思わず写真を撮って友人や親に送った。

すぐに日本と繋がれる現代では、ひとり旅も寂しくないと感じ始める。

 

 

 

満腹になったところでまたバスに乗る。

(バスが行ったばかりだったので、30分くらい待った)

再び20分ほど揺られて、島の東側にあるビーチで下車した。

 

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ビーチを30分ほどぼーっと眺め、日本で溜め込んできた雑念を浄化していく。

 

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ふらっと入ったカフェで、海沿いの席をゲット。アサイードリンクとアイスを注文した。

ニュージーランド最高すぎない?という思いがこみ上げ、しばらく動けなくなる。

 

潮風が、これまで背負ってきた憑き物を落としてくれる気がした。

あまりにも尊いニュージーランドタイムを満喫し、カフェを後にする。

 

時間があればもっともっと島内を散策できるのだけど、今回は市内の観光もしたかったので島はこれにて終了。

再びバスに乗って島内をぐるっと周りながら、17時くらいのフェリーに乗って市街地へ戻った。

 

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街を歩いていると、叫び声が聞こえた。

 

空から男性が落ちてきて、ゴムで減速したところを下にいる係員が受け止める。

オークランドのシンボルであるスカイタワーでは、バンジージャンプが有名だ。

実際に人が落ちてくるところを、間近で見ることができる。

 

他にも、高層階の窓の外を歩くスカイウォークも人気らしい。

ニュージーランドにはテーマパークは1個しかなく、こうした身体を使ったアクティビティやスポーツが人気なんです、と旅行会社の人が言っていたのを思い出す。

 

ディズニーシーのタワーオブテラーで失神しかけた記憶をもつ私は、バンジージャンプは早々に諦め展望台へ行くことにした。

エレベーター案内係のおばちゃんに早口で話しかけられるも、笑顔と義務教育英語でなんとか乗り切る。

 

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展望台は360度ぐるっと歩くことができ、オークランド市内を一望できるところもあった。

展望台の下の階にカフェがあったが、がっつり食事ができるようなところではなかったので、ホテルに戻りがてらレストランに入ることにした。

このとき19時半ごろ。まだまだ外は明るい。

 

夕飯はスカイタワーの近くにある、Tony's Original Steak & Seafoodというお店へ。

事前に何も調べていなかったが、とにかくラム肉を食べたいと思って肉のお店に飛び込んだ。

 

ラムのローストと、ライスを頼んだ。

ニュージーランドの主食がジャガイモだと知らなかった私は、すでにラム肉の下に大量の芋が敷かれていることに気づかなかった。

 

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後から知ったのだが、ニュージーランドの外食メニューはシェアして食べる前提なので、ひとりで食べると量が多いんだそう。

ひとり旅にはきびしい現実である。

 

一日の最大摂取ポテト量が限界値を超えた。

 明日から、ようやくロケ地巡りです。